足の裏に汗をかくと、裸足であるいたり、サンダルを履いた時にペタペタ感があって、気持ちわるいですよね。
さらに、足汗がすごいと、それだけでなく、臭いや足汗が冷えることによる冷えの原因にもなります。
足汗がすごい原因はなんでしょうか?
自分で出来る対策は?
治療方法はあるのか?その場合、病院の何科に行けば良いのか?
足汗は手術で治るのか?
足汗がすごい原因と対策とは?

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足汗がすごい原因

多汗症という病気があります。
汗はもともと体温調整のために分泌されるものですが、多汗症になると気温や湿度が関係なく、大量に発汗するようになります。
多汗症が現れるのは汗腺が多い部位です。
足の裏や手のひら、脇の下は汗腺が多く多汗症がよく見られます。

バセドウ病や糖尿病などの何らかの疾患が原因で発汗が促される場合もありますが、たいていの多汗症は原因がはっきり特定されていません。

足の多汗症は目立たないため、日常的な問題は少ないです。
しかし汗を放置すると臭いの原因となり、水虫などにもかかりやすくなります。

多汗症で汗が大量に出る場合、自分の意志でコントロールすることができません。
そのためできる対策は限られています。
必ずしも効果が現れるわけではありませんが、取り得る対策を紹介します。

足汗がすごいのを止める方法

多汗症で汗が大量に出る場合、自分の意志でコントロールすることができません。
そのためできる対策は限られています。
必ずしも効果が現れるわけではありませんが、自分で取り得る対策を紹介します。

① 制汗剤を使用する
制汗剤は塩化アルミニウムなどの汗腺を閉塞させる成分が含まれている薬剤です。
物理的に汗腺を閉じてしまうため、ある程度の効果が期待できます。
しかし大量に汗が出る場合は効果が薄くなってしまうため、これだけで解決できるわけではありません。

② 靴下をこまめに履き替える
靴下が湿った状態が続くと悪臭の原因になったり、足裏に雑菌が繁殖しやすくなったりします。
足の汗で困っている場合は靴下の予備を持ち歩き、こまめに変えるとよいでしょう。
靴の中に中敷きをいれるのもおすすめです。

足汗がすごい時は病院の何科?治療方法は?

足汗が酷い時、まず選択肢に挙がるのは皮膚科になります。

もし足の汗の量がすごいと自覚があるならば、一度皮膚科のクリニックで診察を受けたほうがよいでしょう。

足汗の程度にもよりますが気軽に使用できる外用薬を処方してもらい、治療することができます。

まず治療の第一の選択肢に上がるのは“塩化アルミニウム液”です。
塩化アルミニウムは汗腺を閉塞させる作用があるため、大量の足汗を改善させる効果が期待できます。
塩化アルミニウムが含まれた外用薬は市販されていますが、医師の処方により濃度の濃いものを出すことができます。
市販薬の効果がいまいち感じられない場合でも、処方薬ならば改善される可能性があります。

また“イオンフォトレーシス”という治療法も検討されます。
微弱な電流を流した水に足を浸すことで、汗腺のイオンチャンネルをブロックさせます。
保険が適用できるため安価に治療を行うことができますが、継続的に通院する必要があります。

足汗がすごいのは手術で治る?

手の多汗症の場合は神経ブロックや交感神経遮断術といった手術を実施することで、多汗症自体を治療することが可能です。

発汗に関わる神経を物理的に取り除くことで、多汗症を治療する方法です。

ただし手からの発汗が治まったとしても、脇や足裏などのほかの部位からの発汗量が増えてしまう可能性を否定できず、麻酔も使用するため比較的リスクの高い手術となります。

足の多汗症は腰から同様の神経ブロックや交感神経遮断術をすること自体は可能です。
しかし日本ではほとんど実施されておらず、手術を行える医療機関を探すのが困難でしょう。

手術ではありませんが、ボトックスという筋肉を麻痺させる注射をすることで発汗をとめることも可能です。
ボトックス注射は形成外科のクリニックで受けることが可能です。
ただしボトックスは効果が半年から1年程度で切れるため継続的な通院が必要になります。

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