新聞広告でちょくちょく見かける再春館製薬所の「再春痛散湯エキス顆粒」。
再春館といえば、化粧品のお試しセット「ドモホルンリンクル」の広告も頻繁に見ます。
「再春痛散湯エキス顆粒」は神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎に効く漢方薬とされていますが、実際の効果はどうなんでしょうか?
「痛散湯」と同じ漢方薬は「ツムラ78」というのは本当でしょうか?
「痛散湯」と「ツムラ78」の価格・効果・口コミ・副作用等を徹底比較してみました。

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痛散湯とは?

「痛散湯」は再春館製薬所の市販漢方薬です。
※東洋医学の古典「金匱要略」に収載されている「麻杏薏甘湯」に防已を加えた再春館独自の処方です。
5つの生薬が体に作用し、痛みを緩和していきます。

「痛散湯」はこんな方にオススメ!

「痛散湯」は以下のような方が服用を始めています。

□首・肩
・腕が上がらず後ろにも回らない。・服の脱ぎ着が痛くてつらい。
□腕・手
・物を持つ他bズキズキ痛い。・痛くてボタンがかけられない。
□腰
・朝起き上がるのが痛くてつらい。・腰を曲げるといたい。
□足
・階段の昇り降りも痛くてつらい。・痛くて正座ができない。

「痛散湯」の成分

「痛散湯」は、痛みに効く5つの自然生薬が配合されています。

①麻黄(マオウ)
②杏仁(キョウニン)
③薏苡仁湯(ヨクイニン)
④甘草(カンゾウ)
⑤防已(ボウイ)

「痛散湯」の効果

「痛散湯」は、古くから痛みに効果があると言われている、麻黄、杏仁、
よく苡仁、甘草を配合した麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうという伝統的な漢方の処方に加え、痛みに深く関わる利水作用のある防已ぼういを加えた再春館製薬所の独自処方。 5つの自然生薬が、ぶり返す痛み、長引く痛みにじっくり効きます。

[効能・効果]
発熱して諸関節や各処(かくしょ)の筋肉が腫れて傷むものの次の諸症。
神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎。

「痛散湯」の副作用

薬には副作用がつきもののです。
「痛散湯」にも副作用はあります。

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
[関係部位:症状]
皮膚:発疹
消化器:吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感
肝臓:発熱、全身のだるさ、尿の色が濃くなる(黄褐色~赤褐色)
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症・ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
間質性肺炎:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。

3.3ヶ月くらい服用しても症状の改善が見られない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

4.長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
▶引用元:再春痛散湯エキス顆粒

「痛散湯」の種類

新聞広告とよく見かける「痛散湯」は、「再春痛散湯エキス顆粒」ですが、「痛散湯」には煎じ薬もあります。

「再春痛散湯エキス顆粒」と「痛散湯(煎じ薬)」は若干、効能・効果に違いがあります。

●再春痛散湯エキス顆粒
発熱して、諸関節や各処の筋肉が腫れて傷むものの次の諸症。
神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎。
●痛散湯(煎じ薬)
坐骨神経痛、三叉神経痛、肋間神経痛、後頭神経痛、腕神経痛等の各種神経痛、急性慢性関節リウマチ、肩関節周囲炎(四十肩)等の疼痛に功あり。

「痛散湯」の無料試供薬を請求すると、この2種類の「痛散湯」が送られてきますので、両方の「痛散湯」を試すことができます。
「痛散湯」無料試供薬

「痛散湯」の価格

2種類の「痛散湯」の価格は以下になります。

●再春痛散湯エキス顆粒
1.5g×90包(30日分):13,000円(税別)

●痛散湯(煎じ薬)
20g×30包(30日分):12,000円(税別)

「痛散湯」の口コミ

「痛散湯」は大手通販サイトの楽天、amazon(アマゾン)、Yahoo!ショッピングでは販売されていません。
公式サイトのみの販売になりますが、公式サイトには「痛散湯」の口コミレビューは掲載されていません。

「痛散湯」の無料試供薬を請求すると送らてくる同梱物にも体験談の掲載はありませんでした。

しかし、以下の記述がありました。

服用された多くの方が約3ヵ月で「痛み」の改善を実感されています。

●膝:91.7%の方が実感
●肩:87.5%の方が実感
●腰:78.6%の方が実感

これから分かることは、「痛散湯」を服用する場合、3ヵ月は続けることが大事だということです。

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「痛散湯」と同じ漢方薬は何?

痛散湯と同じ漢方薬はあるのでしょうか?
調べてみたところ、以下の情報がありました。

「痛散湯」とツムラ78は同じ漢方薬?

【情報①】
「再春痛散湯エキス顆粒」の成分は、痛散湯水製乾燥エキス(成分:マオウ、キョウニン、カンゾウ、ヨクイニン、ボウイ、動物胆より製したエキス)、マオウ、ヨクイニン末、カンゾウ末、ボウイ末で、効能・効果は「発熱して、諸関節や各所の筋肉がはれて痛むものの神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎」である。医療用に同じ成分の漢方薬はないが、類似処方として、関節痛、神経痛、筋肉痛等に使用する麻杏?甘湯(成分:ヨクイニン、マオウ、カンゾウ、キョウニン)がある。

▶引用元:神経痛で、一般用医薬品の「再春痛散湯エキス顆粒」を使っている。同じ成分の医療用医薬品はあるか?【福岡県薬剤師会】

又、以下の情報もありました。

【情報①】
一般薬としては、再春館製薬さんが「痛散湯」という名称で販売していますが、医療用医薬品(処方せんでもらう薬)としては、ツムラさんが「麻杏薏甘湯」という名称で出しています。

医療用医薬品は医療機関の受診が必要ですが、健康保険が使えますので一般薬よりは安価なことが多い。
▶引用元:痛散湯と麻杏薏甘湯【おしえて!薬剤師さんブログ】

上記の情報②では、「痛散湯」とツムラ「麻杏?甘湯」が同じ漢方薬化の記述ですが、これは正確ではありません。

「痛散湯」は「麻杏薏甘湯」に 「防已」を加えた再春館独自の処方です。
従って、「痛散湯」=ツムラ「麻杏薏甘湯」となりません。

情報①のように、「類似処方」という表現が正しいです。

結論的には、「痛散湯」と全く同じ漢方薬はないが、5種類の生薬の内、4種類を配合したツムラ78「麻杏薏甘湯」が一番近い漢方薬となります。

但し、ツムラ78「麻杏薏甘湯」は、医療用医薬品なので、病院で診断して処方箋を書いてもらわないと入手できません。

「ツムラ78」とは?

ツムラ「麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)」は、麻黄(マオウ)、杏仁(キョウニン)、苡仁(ヨクイニン)、甘草(カンゾウ)を配合した医療用漢方製剤です。
関節痛、神経痛、筋肉痛の治療に使用されます。

パッケージに「78」と製造番号の記載があります。

ツムラ「麻杏慧甘湯(マキョウヨクカントウ)」

▶参照元:麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)【漢方のツムラ】製品番号:078

「痛散湯」と全く同じではないが、類似処方の漢方薬にツムラ78「麻杏薏甘湯」がありました。
但し、ツムラ78「麻杏薏甘湯」は医療用漢方製剤なので、市販されていません。

「痛散湯」と同じ効果が期待できる市販漢方薬はないのでしょうか?
残念柄、「痛散湯」と同じ市販漢方薬はありません。

しかし、関節痛・神経痛等に効く第3類医薬品が販売されています。
通販で入手可能です。⇒おすすめは「康隆」です。
30日分(通常価格6,600円)の「康隆」が初回85%OFFの980円(税込)でお試し購入ができ、大変お得です。

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