「視力回復」といった場合、その前提は「近視」です。
従って、「視力は回復するのか?」は、「近視は治るのか」とも言いかえることができます。
世の中には様々な視力回復方法があります。
では、目の専門家(眼科医=医師)は、どう考えているのでしょうか?
近視は治るのか、治らないのか?
あるいは、治らなくても視力はある程度、回復するものなのか、しないのか?
この疑問に関して、目の専門家(眼科医=医師)の見解をまとめてみました。
近視とは?
近視の原因
近視の原因については、まだはっきりわかっていないことも多いが、以下の2つが考えられる。
●近くを見すぎることで起こるもの
遺伝によるもの
軸性近視は遺伝します。
近くを見すぎることで起こるもの
読書やパソコン、携帯、スマートフォン、DSなどを
長く見続けている生活を送っていると近視が進みやすくなります。
ただしこれについては異論を唱える眼科医もいます。
*参照元:なぜ近視になるのか?視力回復法、視力回復センターの問題【さくら眼科クリニック】
近視の種類
近視には2つのタイプがある。
●屈折性近視(仮性近視、他)
軸性近視(本当の近視)
軸性近視は一般に言われている近視のこと。
眼軸といわれる眼の縦軸が伸びてしまって長くなった状態の近視。
屈折性近視(仮性近視、他)
屈折性近視とは、近くを見続ける事で水晶体がふくらんだままになってしまい(緊張状態)遠くのものが見えなくる近視。
近視は治るのか?【視力は回復するのか?】
さくら眼科クリニックの見解
さくら眼科クリニックでは、以下の見解を示しています。
●屈折性近視(仮性近視、他)⇒治る
屈折性近視か軸性近視かを調べるのは眼科で目の奥行き(眼軸)を計る検査をしなければわからない。
さらに、「視力回復法や視力回復センターの経営者たちは、軸性近視が治らないことを知っていながら、屈折性近視と軸性近視の区別なく治療している。」と言います。
*参照元:前述
湘南台はた眼科の見解
眼球の形自体が近視の形になってしまっている場合は、手術*をするしか裸眼の視力を回復する方法はない。
*手術というのは、よくテレビでCMされている「レーシック」や「目の中にレンズを埋め込む」手術のこと。
特に強度の近視の場合は、眼球の前後の距離(眼軸長)が伸びている場合が多く、この場合は、手術以外での裸眼視力回復は物理的に不可能。
*参照:No.029-学校健診で視力が右0.3左0.4だった。視力を回復させる方法はないのか?【湘南台はた眼科】
あまきクリニック院長の見解
固定してしまった近視や乱視を、正視(正常な視力をもつ目)に戻すことはなかなかできません
固定した屈折異常は回復できない。
仮性近視状態をきちんとリセットさせれば、「一時的に低下した視力を回復させられる」
*参照:「視力回復は可能なのか、眼科医に聞いてみた」記事監修: 味木幸先生/あまきクリニック院長【マイナビニュース】
近視は治るのか?【視力は回復するのか?】
近視は治るのか?【視力は回復するのか?】について調べてみたが、意外と眼科医の記事は少なかった。
共通しているのは、以下の見解。
●固定してしまった近視(屈折性近視)は手術をするしか視力回復の見込みはない。