イビキの原因は様々です。
イビキの治し方の1つに手術があります。
イビキの手術の内容はレーザー等により口腔内の気道を広げる方法です。
イビキの手術は術式の種類によって費用やデメリット・後遺症が異なります。
いびき手術の種類・費用・デメリット・後遺症・口コミ等について徹底解説します。
イビキの原因
いびきの直接の原因は、何らかの理由でのどの空気の通り道(気道)が狭くなることにあります。
この狭い気道の粘膜を通過する空気が振動して出る音が「いびき」です。
「何らかの理由」には以下の原因が考えられます。
●顎が小さい
●鼻づまりがある
●扁桃腺が大きい
●肥満ぎみ・二重あご
●飲酒
●疲れ
●加齢
●病気のサイン
イビキはイビキの原因に応じた対策を講じると効果が高いです。
いびきの原因別対策について詳しくは以下の記事をご参照ください。
まず試したいイビキ対策グッズ:いびき防止枕
原因に関わらず、まず試したいイビキ対策グッズはいびき防止枕です。
いびき防止枕は睡眠時の気道を広げる設計になっているので、普通の枕からいびき防止枕に変えただけで「イビキがかかなくなった」等の効果が出ています。
いびき防止枕で全く効果がないということは考えられませんが、「全く効果がない」「完全に治っていない」ということであれば、原因別の対策を講じると改善される可能性があります。
いびき手術の種類と効果
いびき手術は、イビキの原因が「扁桃腺が大きい」場合に特に効果が高い方法です。
いびき手術の内容
イビキ手術はレーザー等で口腔内を広げることで、気道を広げるという考え方です。
いびき手術には以下の術式が存在します。
いびき手術の種類
●メスによる外科手術
●レーザー治療
●ナイトレーズ治療
メスによる外科手術
メスによる外科手術は、軟口蓋や口蓋垂をメスで切除する治療です。切除するから痛いの特徴です。
レーザー治療
レーザー治療は、軟口蓋や口蓋垂をレーザーで切除する治療です。
メスによる外科手術よりは、出血が少なく、患者の負担は少ないですが、レーザーで焼き切るので術後2週間程度は痛いです。
ナイトレーズ治療
ナイトレーズ治療は、軟部組織(喉の粘膜)を”引き締める”ことでイビキを改善する為、ダウンタイム(施術してから回復するまでの期間)はほぼありません。
従来ならば術後の食事制限もありましたが、ナイトレーズなら術後すぐに普段通りの食事ができるようになります。
レーザーによるイビキ手術のメリット
咽頭形成術(レーザー治療)の有用性はアメリカ耳鼻咽喉科学会の声明のなかに、エビデンス(証拠)として書かれています。
咽頭形成術(レーザー治療)はイビキだけでなく、睡眠時無呼吸症候群にも効果が期待できます。
レーザーによるイビキ手術は、メスによる手術に比べてメリットが高いです。
●痛みや出血が少ない
●手術時間が短く、日帰り手術が可能
●切開部分の治癒が早い
痛みや出血が少ない
口腔内は出血が多い部位ですが、レーザー手術はメスによる手術に比べて痛みや出血が少なく、またメスによる切開手術では必要だった入院も不要になりました。
手術時間が短く、日帰り手術が可能
レーザー手術は、手術時間はわずか10分程度。来院してから帰るまでも2時間程度です。
忙しくて時間がない、という方でも負担なく手術が受けられます。
切開部分の治癒が早い
レーザー手術はメスで切開する手術に比べ切開部分が治癒するまでにかかる時間が早くなります。
⇒保険適用のいびき手術が受けられる病院・クリニック
いびき手術の費用
レーザーによるイビキ手術の費用(自己負担額)は約4万円です。
※初診料・薬代含む。
「意外と安い」という印象を持たれた方もいるかと思いますが、安く感じるのはイビキのレーザー治療は健康保険を適用した保険診療が認められている為です。
通常は3割負担(31,000円)なので、実際の医療費は10万円かかっています。
但し、レーザー治療以外の術式では、保険適用外なので費用が、10万円程度かかります。
ナイトレーズ治療よるイビキ手術のメリット
レーザーによるイビキ手術がメスによるイビキ手術よりメリットが大きいことは前述の通りです。
しかし、レーザーによるイビキ手術もレーザーで口腔内を焼くので、術後2週間は痛みがあり、飲食は負担になります。
この問題を解決したのが、ナイトレーズ治療です。
メスで切ったり、レーザーで焼いて切除するのではなく、軟部組織(喉の粘膜)を”引き締める”ことで口腔内を広げます。
術後の痛みもなく、術後すぐに普段通りの食事ができるようになります。
デメリットは保険適用外で、費用が10万円程度かかる点です。
⇒ナイトレーズ治療でいびき手術が受けられる病院・クリニック
いびき手術で「いびきが治った」口コミ
いびき手術の口コミを見る時は、どの術式による手術かは大事なポイントになります。
術式によって、術後のデメリット・後遺症は異なりますので、注意が必要です。
ネットで見るイビキ治療の口コミはレーザーによる手術に関するものが多いです。
イビキ手術の最中
レーザーで焼くので、「熱い」、「肉を焼くニオイ」といった口コミがありました。
イビキ手術の術後
術後は「2週間は唾をのみ込むのも痛く、飲食時に不自由した」という口コミが多いです。
イビキ手術の効果
肝心のイビキ手術の効果ですが、「いびきをかく回数が減った」「いびきの音が小さくなった」という口コミが見られ、完全に「治った」というわけにはいかないようです。
但し、「朝スッキリ目覚められるようになった。」等睡眠の改善はみられます。
イビキの原因は様々なので、複数の原因が重なっている場合は、手術だけで治ることは難しいようです。
いびきの原因別対策について詳しくは下記の記事をご参照ください。
いびき手術のデメリット・後遺症
扁桃腺は盲腸と同じであっても無くても困らないので、切除しても後遺症が出る心配はありません。
但し、メスによる手術もレーザーによる手術も、軟口蓋や口蓋垂をメスやレーザーで切除しているので、術後2週間程度は痛みがあり、飲食に苦労します。
「いびき治療はレーザーで口蓋部分を拡げる治療です。そのため、術後は数日間、飲み物や食べ物を飲み込む際、喉に違和感があります。」
ナイトレーズ治療ではそのデメリットはありません。
しかし、保険の適用がなく、10万円程度かかります。
※いびきの手術を受けられる病院については⇒いびき手術が受けられる病院【保険適用あり・なし/東京・大阪・名古屋・福岡】