緑内障は視野が徐々に欠けていく病気で、中年以降に多く見られる。
緑内障には原因によって3種類あるが、緑内障の大半を占める「原発緑内障」は原因が特定できていない。
緑内障とは?緑内障の症状・原因・治療法は?

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緑内障の症状は?

緑内障は視野が徐々に欠けていく病気で、中年以降に多く見られる。

日本緑内障学会の調査では、40歳以上の20人に1人、60歳以上では10人に1人が緑内障だった。
しかし、その9割は受診していなかった。

なぜなら、緑内障は自覚症状がほとんどないからだ
そのため、末期に至るまで気付かないことが多い。

しかし、放置したままだと失明に至ることがある。
緑内障は成人の失明原因の第1位になっている。

早期発見のためには、40歳になったら緑内障の検査か、眼科に特化した検診を定期的にうけること。

緑内障の原因

緑内障の主な原因は眼圧の上昇。

眼圧とは、眼球の内側から外側に向かっている一定の圧力の事。
眼圧によって眼球は丸い形が保たれ、眼をカメラに例えたときに像を移すフィルムの役割をしている網膜はピンと張っていられる。

眼圧の調節には「房水」という液体が大きく関わっている。
房水の産出量と排出量のバランスがとれていれば、眼圧は一定に保たれる。

眼圧が上がると、視神経乳頭という、網膜局所から光情報を伝える神経が束になって脳に出ていく部位が圧迫される
その状態が続くと神経が徐々に減っていき、脳に情報が伝わりにくくなって視野が欠ける。

緑内障の種類

緑内障は原因によって、次の3つに分類される。
①原発緑内障・・・大半を占める、原因を特定できない
②続発緑内障・・・病気やけがなどによって眼圧が上がるもの
③発達緑内障・・・先天的なもので、患者数は少ない。

①原発緑内障はさらに2つに分けられる。
(ⅰ)解放隅角緑内障・・・隅角の広が十分ある
「解放隅角緑内障」はさらに、眼圧が高いタイプと、眼圧が正常範囲の「正常眼圧緑内障」がある。
日本人にはもともと眼圧の低い人が多く、正常眼圧でも視神経が障害され、視野が欠けることが少なくない。
日本人の緑内障の約7割が「正常眼圧緑内障」。
(ⅱ)閉塞隅角緑内障・・・隅角が姉妹

緑内障の治療法

緑内障のリスク因子で唯一明らかのは、「眼圧が高いこと」、
従って、眼圧を下げることが治療の目的になる。

正常眼圧でも今より低くすると症状の進行が遅くなるので、治療対象になる。

治療法は次の3つ。症状に合わせて段階的に次の治療法を取ることになる。
①薬物療法
②レーザー治療
③手術

解放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障では用いる方法が少し異なっている。

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