岩盤浴は発汗を促しデトックス効果あるとい言われていますが、実際の所はどうなのでしょうか?
岩盤浴に自律神経を整える・疲労回復・美肌・肩こり解消・むくみ改善・ダイエット効果等はあるのでしょうか?
岩盤浴に入る時に下着はどうする?
シャワーは浴びる?
岩盤浴に効果的な時間は?
岩盤浴とサウナの違い、岩盤浴の効果及び効果的な入り方について徹底解説します。
岩盤浴とは?
岩盤浴とは、温めた天然石や岩石を加工したベッドの上で横になって汗をかくサウナ形式の風呂の一種で、「お湯の要らないお風呂」などとも呼ばれている。
Wikipedia
岩盤浴とは、天然の特別な鉱石に熱を加えることにより放射される遠赤外線で体の深部を温め、 深部からの発汗作用により健康・美容・癒しなど様々な効果をもたらす温浴健康法です。
温められた鉱石の上に寝転がり、発汗を促すのが岩盤浴です。
石は寝転がりやすいように加工してあり、1人ずつ横になれるようなスペースが作られています。
岩盤浴と遠赤外線サウナの違い
遠赤外線サウナも遠赤外線を使って体を温めますが、岩盤浴と遠赤外線サウナは何が違うのでしょうか?
遠赤外線サウナでは、大型の遠赤外線ストーブで体を温めていると言えば理解しやすいのではないでしょうか?
対して、岩盤浴は、鉱石を温め、鉱石から放射される遠赤外線で体の深部をあたためる入浴法です。
遠赤外線を発している物が違います。
岩盤浴は岩盤に寝転ぶことで、体を温めますので、より効果が高いと言えます。
岩盤浴とサウナの違い
一般的なサウナでは、乾式(高温低湿)か湿式(低温高湿)ですので、熱いのや、湿気が嫌だと言う方には負担です。
一方、岩盤浴は温度や蒸気で体を温めるサウナと違い、遠赤外線で体の芯から温めるところに大きな違いがあります。
サウナが通常、座った状態なのに対し、岩盤浴は横たわる点も異なります。
遠赤外線サウナは岩盤浴と同様、サラサラの汗をかきます。
一方、一般的なサウナでは、ベタベタ汗が出る事が多いです。
岩盤浴と半身浴の違い
岩盤浴と半身浴の違いは、サウナと半身浴の違いに似ています。
一般的な入浴には以下の効果があります。
①温熱効果
②浮力効果
③静水圧効果
一方、岩盤浴に期待できる効果は①温熱効果です。
では、具体的に岩盤浴にはどのような効果があるのでしょうか?
岩盤浴の効果
岩盤浴はサウナと温め方に違いはありますが、体を温め、発汗を促す点は同じです。
従って岩盤浴の効果もサウナと基本的に同じです。
▶サウナの効果については⇒サウナの効果~デトックス・美肌・むくみ・血圧・風邪・ダイエット効果なし?
ここでは要点だけご紹介します。
●新陳代謝が活性化⇒老廃物を排出⇒疲労回復
●発汗で毛穴のお掃除+新陳代謝が活性化⇒美肌効果
●血行が良くなる⇒むくみ・冷え・肩こり解消効果
●体温や代謝が上がる⇒脂肪が燃えやすい体に⇒ダイエット効果
●血圧を下げる効果⇒高血圧
●自律神経を整える効果⇒自律神経失調症
●免疫力アップ⇒風邪を引きにくい・引き始めの風邪が治りやすい効果
「発汗で老廃物や毒素が排出されるのでデトックス効果がある」という記事をみかけますが、これは全く根拠がありません。
汗の99%は水分です。
汗から体の老廃物や毒素が排出されることはありません。
但し、新陳代謝が活性化するので、細胞の入れ替わりのサイクルが正常化する、便等から老廃物を排泄しやすくなるといった効果は期待できます。
岩盤浴の効果的な入り方
岩盤浴の入り方は様々です。
一例をご紹介します。
岩盤浴の基本的な入り方
基本は1セット25分。
①仰向け寝:10分
②うつぶせ寝:10分
③休憩:5分
岩盤浴の回数
上記を2~3セット繰り返します。
片頭痛のある方の岩盤浴の入り方
片頭痛(偏頭痛)がある方は、横向きがオススメです。
①右側を下に横寝:10分
②左側を下に横寝:10分
③休憩:5分
冷え性の方の岩盤浴の入り方
冷え性の方は、内臓も冷えている可能性もあるので、うつ伏せ寝の時間を長くするのがオススメです。
①仰向け寝:5分
②うつぶせ寝:15分
③休憩:5分
岩盤浴の頻度
どれくらいのペースで岩盤浴を行うと効果的かということですが、これもサウナと同じく、まずは週1~2回のペースで。
ダイエット効果がを期待するなら、週2~3回がオススメです。
岩盤浴に入る時、下着はどうする
岩盤浴に入る時の服装については、専門の入浴着を着用して入浴するのが一般的です。
その場合、下着はどうするかですが、下着は着けません。
サウナでは、タオル一枚ということが多いと思いますが、岩盤浴では、入浴着のみ着用です。
入浴着が汗を吸い取ってくれます。
岩盤浴では、同じ岩盤に不特定多数の方が横たわりますので、この方が衛生的です。
また、男女混浴の岩盤浴もありますので、入浴着は必要です。
化粧は?
汗は体だけでなく、顔からも発汗します。
岩盤浴は、化粧は落としてから入りましょう。
岩盤浴の注意点
岩盤浴では、サウナの様に水風呂を浴びることはしません。
基本的にサラサラ汗なので、拭きとるだけで充分です。
休憩時に体の汗を拭きとり、水分を補給しましょう。
岩盤浴では大量の汗をかくので、予め水分補給することも必要です。
尚、夏場に休憩する場所がかなり冷えている場合があります。
休憩の際の温度差が頭痛の原因になることもあります。
体を冷やさないよう、「汗をしっかり拭きとる」「休憩時間は体を冷やさない程度に短く」しましょう。