二日酔いの頭痛、吐き気はつらいもの。
二日酔い(頭痛・吐き気)に効く飲物(ドリンク)はあるのだろうか?
二日酔いに効く飲物はコンビニや薬局で買える?
逆に二日酔いの時に飲んではいけない(二日酔いが悪化する)飲物は?
調べてみた。

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二日酔いの原因から分かる二日酔いに効く飲物の種類

二日酔いの対処方法(治し方)は、二日酔いの原因にヒントがある。

二日酔いの主な原因と主な症状として考えられるのは以下の5つである。
①アセトアルデヒド⇒頭痛
②胃食道逆流症(逆流性食道炎)⇒吐き気
③脱水症状⇒頭痛
④低血糖状態⇒頭痛
⑤胃が荒れている⇒吐き気
※詳しくは⇒二日酔いの原因

従って、この5つの原因に対処できる飲み物が二日酔いに効く飲物となる。
但し、人によって原因は様々。

上記の5つのどれかが二日酔いの原因の場合、二日酔いに効く可能性のある飲物となる。
自分の二日酔いの症状が、頭痛なのか、吐き気なのか、あるいは両方なのかで、選ぶ飲物は異なる。

具体的に見て行こう。

スポーツドンリンクが二日酔いに効く?

二日酔いの時には脱水症状(前述③)が起きている事が多い。
従って、脱水症状の改善には水分補給が有効だ。

特にスポーツドリンクには糖分がが含まれるので低血糖状態(前述④)を改善できる。

さらに、ドリンクには塩分も含まれている。
水分補給で単に水を補給するよりは、少し塩分が入っていた方が、胃にもやさしい(前述⑤)。

しかし、だからと言ってスポーツドリンクを大量に摂ると今度は糖分が過剰摂取になるので注意が必要。

炭酸飲料(コーラ)が二日酔いに効く?

炭酸飲料はまず、水分補給の観点から脱水症状(前述③)を改善できる。

次に、炭酸飲料はアルコールを分解する酵素の働きを促進する効果が期待できる。

炭酸飲料というと、コーラが浮かぶが、コーラは二日酔いに効く飲み物と言えるだろう。

ただ、ある研究結果では、炭酸飲料の中でもスプライトがアルコールの代謝スピードが一番速かったそうだ。

試してみる価値はあるかもしれない。

お茶やコーヒーが二日酔いに効く?

コーヒー

お茶やコーヒーにはカフェインが含まれる。
カフェインには血管を収縮させる働きがある。

アセトアルデヒドは血管を拡張させる作用があり、拡張した血管は周囲の神経を圧迫し、これが二日酔いの頭痛の原因になっている。

二日酔いの頭痛の時にお茶やコーヒーを飲むことで、拡張された血管が収縮され、頭痛が治る可能性がある。

さらにお茶にはアルコールの吸収を抑える働きがある。

糖分の入ったコーヒーは、④低血糖状態の改善にもつながる。

但し、お茶やコーヒーには利尿作用があるので、飲み過ぎると逆に脱水症状(前述③)を引き起こす可能性がある。

また、加糖入りコーヒーの飲み過ぎは糖分の過剰摂取になる恐れもある。

飲み過ぎに注意が必要だ。

トマトジュースが二日酔いに効く?

二日酔いに効く飲物としてよく知られているのがトマトジュース。
その理由はトマトに含まれているリコピンという成分にある。

トマトジュース

リコピンは前述①のアセトアルデヒドを分解する働きがある。
さらに、トマトには、荒れた胃の粘膜を保護してくれる働き(前述⑤)のあるクエン酸、弱った肝臓の働きを促す(前述①)GABA等が多く含まれている。

ウコンが二日酔いに効く?

ウコンに含まれるクルクミンという薬効成分は、肝臓やアルコールの関わる疾患に対して様々な効果が認めれれている。

ウコンと言えば、「ウコンの力」が有名。
コンビニ(ファミマ)には3種類の「ウコンの力」が置いてあった。
下記写真右端の「ウコンの力」は他の商品と異なり、肝臓エキス250㎎が含まれている。
「よく飲む方へ」とある。
ウコンの力

「ウコンの力」は、どちらかというと、アルコールを飲む前に摂取するのが良いようだ。

ヘパリーゼが二日酔いに効く?

ペパリーゼ名の製品の種類は多く、コンビニで販売されているものは清涼飲料水、薬局で販売されているものは医薬品だ。

さらに、種類も多い。

コンビニで販売されているヘパリーゼには肝臓機能の回復に役立つ肝臓エキスが含まれており、この配合量の違いが値段の違いになっている。
※他の成分も製品により異なる。

↓コンビニ(ファミマ)で購入したペパリーゼ製品
ヘパリーゼ

↓薬局(キリン堂)で購入したペパリーゼ製品
ヘパリーゼ

二日酔いの時に飲んではいけない飲物は?

最後に、二日酔いの時に飲むと、二日酔いが悪化する恐れがある飲み物がある。

①アルコール
“迎え酒”という話もあるが、これは飲兵衛(のんべい)が飲みたい口実に過ぎない。
二日酔いの時にアルコールは厳禁だ。

②人工甘味料
人工甘味料アスパルテームは体内で代謝されるとメタノールに変わる。
これはアルコールに含まれる成分。
メタノールがアセトアルデヒドに変わるので、迎え酒をしているのと同じ。
もっとも、量的にはわずかなので気にしなくて良いのかもしれないが、影響はゼロではないことは覚えておこう。
ゼロカロリーの飲み物やスポーツ飲料にはアスパルテームが配合されたものがあるので注意が必要だ。

③柑橘系ジュース
ビタミンCが豊富に含まれるが、胃に負担をかけやすい。

確かに蜜柑を食べると車酔いしやすいということを私は過去、経験している。
弱った胃には刺激が強いのかもしれない。

この他、果実ジュースがいいという主張と、良くないという主張もあり、真偽のほどは定かではない。

前述のトマトジュースには果汁が含まれたものもあるので、果汁入りは避けた方が良いかもしれない。

コンビニで買える二日酔いに効く飲物

これまで二日酔いに効く可能性のある飲物を見てきた。
全てコンビニで買えるものだ。

・スポーツドンリンク
・炭酸飲料
・お茶やコーヒー
・トマトジュース
・ウコン
・ヘパリーゼ

薬局との違いは、コンビニでは薬は置いていないが、薬局には置いてある点。
二日酔いに効く薬を求めるなら、薬局になる。

ドリンク剤もコンビニに置いてあるのは清涼飲料水、一方、薬局に置いてあるのは、第2類医薬品。
※最も最近は薬局でも食品を扱っている店舗もある。
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