「ぐっすり眠りたい・・・」
しかし、自分に合わない枕を使い続けると、肩こり・頭痛・イビキなどの原因になる可能性があることをご存知ですか?
肩こり・頭痛・イビキの解消を謳った健康枕・睡眠枕・快眠枕・安眠枕・整体枕。
名前や種類はともかくとして、枕には基本的な選び方があります。
良い枕の条件とは?
自分に合った枕の選び方をご紹介します。

sponsorlink

良い枕の条件

自分に合った良い枕の条件(選び方のポイント)に以下のものがある。

用途で枕を選ぶ
枕の高さで選ぶ
寝返りや横向き寝にも対応する枕を選ぶ
枕の感触(素材)で選ぶ

宮坂整体枕

枕の選び方:用途で枕を選ぶ

枕と言うと、夜、寝る時に使うのが一般的ですが、最近は、昼寝の効用が説かれ、昼寝用枕もある。

夜に寝る時に使う枕と昼寝用途では、目的が異なり形状も異なる。

また、夜に寝る時に使う枕も、頭の下に敷く一般的な枕以外に、抱き枕を利用する人も増えている。

当記事における「自分に合った枕の選び方」は、夜寝る時に使う一般的な枕についてです。
※、昼寝用枕・抱き枕、さらに磁気枕については別記事をご参照ください。

枕の選び方:枕の高さで選ぶ

枕を選ぶ上で最も重視すべき点は枕の高さです。
枕が低すぎると、顎(あご)が上がり、高過ぎると顎(あご)が下がり、「肩こり」「頭痛」「いびき」などの原因になる可能性があります。

では、具体的な枕の高さは?

寝る姿勢は、自然に立った時の姿勢をそのままキープできるのが理想。
緩やかなS字形を描く首筋(頸椎)と敷布団との隙間を埋めるのが枕の役割。
この隙間を埋めるのが枕の高さの目安
となる。
仰向けに寝た時、目線が真上ではなく、45度ぐらいになるのが良い。

但し、注意点がある。
それは、「立った姿勢の状態で作るオーダーメイド枕」。

「自然に立った時の姿勢をそのままキープできるのが理想」であるが、寝ている状態と立っている状態とでは重力のかかり方が全く違う。

従って、立った姿勢を計測し、その姿勢に合わせて作る枕は、「自然に立った時の姿勢をそのままキープできる」とは言い難い。

「立った姿勢の状態で作るオーダーメイド枕」はお勧めできない。

枕の選び方:寝返りや横向き寝にも対応する枕を選ぶ

ヒトは一晩に20~30回も寝返りをすると言われている。
従って、寝返りや横向き寝にも対応する枕が好ましい。

寝返りがしやすい枕

寝返りがしやすいよう、頭が3つ入る大きさの幅60㎝以上の枕がおすすめ。

横向き寝にも対応する枕

横向き寝は肩幅の分、仰向けの時より高さが必要。

従って、仰向け寝と横向き寝とでは高さが異なる枕になる。
但し、両サイドや上下の高さを変えて1つで仰向け寝と横向き寝に対応できる枕も開発されている。

枕の選び方:枕の感触(素材)で選ぶ

枕選びで高さと同様に重視すべきなのが、枕の感触。

枕の主な素材は、柔らかい順にポリエステルわた、羽根・羽毛、ウレタンフォーム、パイプ、そば殻がある。

どの素材が一番ということはなく、どの素材にも、通気性や吸湿性などの優劣など一長一短がある。

自分にとって好みの感触の枕を選ぶのが無難だ。
好みの感触でない枕は寝付きに響くという話もある。

枕のメンテナンス

一旦、購入した枕も一生涯使える訳ではない。
メンテナンスが必要だ。

洗える枕

枕というと、枕本体は洗えず、枕カバーを洗うのが一般的だが、最近では洗える素材が人気を集めているという。
※「洗える枕」については別記事を参照。

交換時期

洗える枕にしても、洗えば一生涯使える訳はない。
それは、衣類等と同じだ。

枕も長年使うと、素材がへたる。
素材の交換時期は、そば殻やポリエステル綿が1~2年、羽根・羽毛やウレタンフォーム、柔らかめのパイプが2~3年、硬めのパイプが4~5年。

また、体型が変わることで以前は自分に合った枕が合わなくなることもある。

実際には同じ枕を長年使い続けていることが多いのではないでしょうか?

自分に合った枕を使っているのに、最近、「よく眠れない」「肩こり・頭痛がする。」「いびきをかく」という症状があるのなら、枕の交換時期なのかもしれない。

低反発枕と高反発枕

マットレスには低反発マットレスと高反発マットレスがあり、各々メリット・デメリットがあるが、枕にも低反発枕と高反発枕とがある。
※低反発マットレスと高反発マットレスについては別記事をご参照ください。

何が違うのでしょうか?
おすすめはどっちの枕?

高反発枕

「高反発枕」はその名の通り反発力が高く、枕を押すとすぐに跳ね返ってくるのが特徴。

要は「高反発枕」は枕の形(形状)がそのまま維持できるメリットがあります。
逆に自分に合った(自分の首や肩にフィットする)形状の枕を選ばないと、期待した効果が得られないというデメリットがあります。

前述の良い枕の条件を参考に自分に合った枕を選ぶ必要があります。
※おすすめの高反発枕については別記事をご参照ください。

低反発枕

一方の「低反発枕」は、その名通り反発力が低いので、頭の形状や重さに合わせて、程よく沈むのが特徴です。

「低反発枕」はフィット感は非常によく、就寝中に理想的な頸椎のカーブを描けることがメリットの一つです。
従って、ある程度個人差を無視して選ぶことができるので、高反発枕のように自分にフィットした枕を選ぶ難しさはほとんどありません。

但し、問題は「高さ」です。
頭が沈み込んだ状態で、自然に立った時の姿勢をそのままキープできる枕を選ぶ必要があります。
枕の高さ
※おすすめの高反発枕については別記事をご参照ください。

高反発枕と低反発枕のどちらがおすすめ?

高反発枕と低反発枕のメリット・デメリットを見てきましたが、どちがオススメなのでしょうか?

高反発枕と低反発枕ともに一長一短があります。
どちが優れているとは言い難い面があります。

「好みの感触でない枕は寝付きに響く」という話もあるので、最終的には、感触で選ぶのが無難です。

sponsorlink