「突発性難聴」の原因と改善方法
難聴の1つ「突発性難聴」は最近ではkinki kidsの堂本剛さんが発症し、入院後退院したことが報道されました。
「突発性難聴」とは?原因は?治療法は?
「突発性難聴」の原因と改善方法等について調べてみました。

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難聴とは?難聴の症状

難聴とは聴力が低下し、音を聞き取りづらくなる状態のことを指します。
聴力の低下は自然な老化現象でもあるので、中高年以降は徐々に低下していきます。
しかし難聴は若い人にも無関係ではありません。
特に後述する突発性難聴は若い人にも多く発症しています。

老化現象以外で難聴が生じた場合、それは何らかの病気である可能性が高まります。
難聴が症状として現れる病気に総じて言えることですが、基本的に早期発見・早期治療をすればするほど予後はよく、聴力が回復します。

今回は発症する人が比較的多く、聴力の低下が激しい「突発性難聴」について紹介していきたいと思います。

「突発性難聴」とは?

難聴はストレスや疲労でも発生することがあります。
しかし急にキーンという耳鳴りともに難聴が発生したら「突発性難聴」の可能性が有力です。

「突発性難聴」は主にどちらか片側の耳に激しい耳鳴りが現れ、周囲の音が効きづらく難聴になってしまう病気です。
決して珍しい病気ではなく1年間に3-4万人ほどの患者が現れます。

人によっては耳鳴りや難聴とともにめまいが生じることもあります。
キーンという高音からズーンという低温まで耳鳴りとして聞こえることもあり、日常生活に大きな支障が出ます。

原因は不明ですが症状の現れ方が急激で、発症に気づきやすいことが特徴です。

適切に治療を施せば治すことができるため、早めに医療機関で診察を受けるようにしましょう。

「突発性難聴」の原因(遺伝・ストレス)

いくつか説はありますが、どれが有力かは明確になっていません。
その中でも有力な原因をいくつか解説します。

① 血流障害
耳の中にある内耳部分に血流障害が起こることで、「突発性難聴」が発生するという説です。
内耳は外部の振動を音として脳に伝える器官です。
内耳への血流量が減少することで、難聴が現れると考えられています。

② ウイルス説
突発性難聴が風邪の発症とともに発生することがあることから、ウイルスが原因であると考えられている説です。
ウイルス感染すると炎症が発生しますが、突発性難聴は炎症を抑えるステロイドで症状が治まることがあります。
そのことからもウイルスがなんらかの原因であると考えられています。

「突発性難聴」の治療

ストレスや疲労による単発的な難聴・耳鳴りはゆっくりと休養をしたり、マッサージを受けてリラックスをしたりすればすぐに治ります。

しかし「突発性難聴」は適切な治療が必要になります。
「突発性難聴」は発症から治療までの時間が短ければ短いほど、予後がいいことが特徴です。

「突発性難聴」の治療は主に服薬によるものになります。
血行をよくする薬や内耳部によいビタミン剤、利尿剤などを用います。

症状によってはステロイドを服用する必要があることがありますが、「突発性難聴」の場合の服用期間は1-2週間なので副作用の心配はほとんどありません。

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