視力回復手術と言えば、「レーシック(LASIK)」が有名ですが、「レーシック」とは、角膜をエキシマレーザーで削り、角膜のカーブを変えることによって屈折異常を矯正する手術方法の一つです。
「レーシック」のメリット・デメリット、費用等を調べてみました。

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「レーシック」とは?

レーシック(Lasik)とは、Laser in Situ Keratomileusis「レーザーを角膜に照射し、修正する」という意味の頭文字を取った略語です。

その名の通り、レーザー(エキシマレーザー)を使用して、眼の角膜を薄く削り、屈折力を調整して視力を回復させる手術です。

≪「レーシック」はこんな方にオススメ!!≫

□近視・遠視・乱視の方
□裸眼で快適な生活を送りたい方
□左右の視力差が激しい方
□メガネやコンタクトが煩わしいと思っている方
□ドライアイやアレルギーが怖くてコンタクトをするのが困難な方
□スポーツをする方
□出かける際、眼鏡やコンタクト分の荷物を少しでも減らしたい方
□近視や乱視の度数が強い方
□仕事や美容上の理由で、メガネやコンタクトを使用するのが困難な方
□メガネやコンタクトが原因の方頃・頭痛・眼精疲労で悩んでいる方

「レーシック」手術の流れ

[1]検査
[2]手術
●内容
レーザーを使用して眼の表面(角膜)に、ふた(フラップ)を作って開き、屈折を矯正するレーザー(エキシマレーザー)をあて、屈折力を変化させて視力を回復させます。

①点眼麻酔
②フラップの作成
③屈折矯正
④消毒

●手術時間
手術時間そのものは数分程で終わり、入院する必要もなく、そのまますぐ帰宅できるので、気軽に手術を受けることができます。

[3]検診
手術の翌日に検診を行います。
※当日も可。

●「レーシック」手術後の注意事項
◇メイク:目の回り以外のメイクは翌日より可能。
◇アイメイク:術後3日目からアイメイクは可能。但し、術後1週間は控えめに。
◇ハロー・グレア:夜間に光がにじんで見えたり、まぶしく感じたりする症状のことで、夜間は見えにくくなる場合もあるので、見え方が安定するまで車の運転は控える。
◇目薬:手術後は涙の分泌が減るので目薬を頻回に点眼すること。
◇サングラス:手術直後のフラップは不安定な状態なので、帰宅時や外出時など、風にあたると眼が乾燥し、瞬きをした際にフラップにしわがよることがあるため、保護用サングラスを必ず着用のこと。
◇眼帯:就寝時など無意識に眼を擦ることによって、フラップがずれることがあるので、手術後1週間は、就寝時に必ず保護用眼帯を装着のこと。
◇仕事:翌日検診後から可能。ただし、野外でのハードなお仕事は2~3日後から可能。

「レーシック」のデメリット

●「レーシック」手術を受ける前に知っておくべきこと。
◇「レーシック」で矯正できる度数には限度がある。高度の近視や乱視の人では十分に矯正できないことも・・・。
◇矯正できる量には個人差がある。
※手術前の十分な検査が必要。
◇40歳以上の方では調節力の低下、いわゆる老眼が始まりますが、レーシックで矯正することはできない。
◇手術には合併症やリスクがつきもの。
◇手術を行う時点での屈折異常を矯正するものであり、その後の近視の進行を止める効果はない。
※18歳未満ではレーシックは適応にならない。

●「レーシック」のデメリット
◇夜間に視力が低下する。
夜間の光がまぶしく、にじんだように見えることがある。角膜の切除径や深さ、瞳孔の大きさなどが関係するが、こうした症状が生じた場合には治らない。
◇術後に角膜が変形する。
高度な近視で、角膜切除量が大きい場合などでは、術後に薄くなった角膜が前方に突出して角膜が不正な形に変形して視力が低下してくることが稀にある。
◇術後に角膜が混濁する。
角膜中央部をレーザーで削るため、角膜に混濁が生じる可能性が・・。
◇感染症
術後に生じた感染症で、重度では角膜混濁や菲薄化、変形が起きて、最悪の場合は角膜移植が必要となったり、失明に至ることも・・・。
◇ドライアイになる。
レーザー照射の前にフラップを作製するため、角膜の知覚神経が切断され、術後数カ月から1年くらいの間、ドライアイが起きたり、悪化することが・・。これは時間とともに徐々に回復してくるが、回復には個人差あり。
◇正確な眼圧測定ができなくなる。
術後には眼圧が正確に測定できないために、緑内障になっても見逃されてしまう可能性が・・。
◇正確な白内障手術ができなくなる。

「レーシック」を超えた手術方法

「レーシック」には上記のようなデメリットがあります。
そこで、その欠点を補う手術方法も開発されています。

●ReLEx SMILE
「レーシックが怖い」という方にオススメです。
下記のメリットがあります。
□ドライアイが少ない
□術後の痛みが少ない
□近視の戻りが少ない

●ICLホールタイプ(眼内コンタクトレンズ)
「レーシック」よりも高品質な見え方を求める方にオススメです。
下記のメリットがあります。
□鮮明な見え方
□角膜を削らない
□近視の戻りが少ない

「レーシック」の費用

「レーシック」は保険外診療のため、「レーシック」前後に関わる検査・手技を含んだ全ての診療費は自費となります。

視力回復手術の費用は種類及びクリニックによって異なります。
下記は一例です。
◇レーシック:両眼94,000円~

◇ReLEx SMILE:両眼329,000円(片眼175,300円)~

◇ICLホールタイプ:両眼498,000円(片眼259,800円)~

ただ、安ければ良いという事ではなく、手術症例が多い、アフターフォローがしっかりしているクリニックを選ぶべきです。

クリニックでは無料説明会を開催しているので、視力回復手術に興味のある方は参加して納得のいくクリニックを選びましょう。

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